難病について、どう考えますか?
厚生省資料で「指定難病の要件について」というものがあります。
難病とは何かということを突き詰めて考えてみると
要は、西洋医学がさじを投げた病気のことを難病と呼んでいると解釈できます。
西洋医学では治すことができないから、難病指定されます。
癌もそうですが、
上の資料の記述の中に、
○ がんについては、「がん対策基本法」及び「がん登録等の推進に関する法律」(平成2 8年1月1日施行)を中心に、難病対策とは別の施策体系が講じられている。
それでも、癌の性格の、難病指定される部分だけを考えても、
余命数ヶ月と、医師の診断を受けた癌が、寛解することがあります。
なぜでしょう?
もし、人間に本来備わる自然治癒力の部分を無視して、
いたずらに検査を重ねるとか、病院を何度も変えるとか、
本来必要のない医療を繰り返すようなことをすれば、
かえって、病状を悪化させるようなことになりかねません。
弱った体に、新薬投与や、新しいワクチンを試す功罪については、
私は、よくよく考える必要があると思っています。
本人の意思の尊重はもちろんですが、
本人にとっても、残される人たちにとっても
死を受け入れることは誰にとっても、難しいことです。
医学に責任を転嫁するだけの、いのちへの冒涜にならないように。
こころして、生を全うしたいと思います。
そうはいっても、死は誰にとっても、いつでも身近にある存在です。
難病対策でも、それ以外の養生法でも、まずは
それを試しながら、
本人ができるだけ快適に過ごせる、
- 衛生環境
- 栄養
- 人間の手のぬくもりで、体をさするなどの手当
- 辛さを聴くなどで、ご本人の気持ちに寄り添う など
ホスビスは、痛みに苦しむ末期がん患者がいくところですが、
ある意味、予告された死を選べることでもあります。
今日のニュースで、木内みどりさんの訃報が流れましたが、本当に残念なことです。
こころより、ご冥福をお祈りいたします。