帯津良一先生の「死を生きる。」
最も尊敬する医師の一人、帯津良一先生の本
少し古い本なのですが、死について考えたくて、出会いました。
人間歳を重ねてくると、生老病死に当然、遭遇する機会も多くなります。
死ぬことは生きることであり、人間として、避けて通れないテーマ
本を開けて、冒頭から、引き込まれるように読んでしまいました。
帯津先生の人となりが、随所に散りばめられ、面白い内容なのですが、
その部分は実際に本を手にとって読んでいただくとして・・・
色々な経験から70半ば(ブログ記事執筆現在は83歳)になって、到達されたのが:
死に直面して、
きれいな青空のような瞳をした、すきとおった風のような人が、側にいるだけでいい。
日本におけるホリスティック医学の第一人者が、厳選した含蓄のある言葉です。
この引用の出典は、映画「おくりびと」の原作:『納棺夫日記』(青木新門、文春文庫、1996年)
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死を見つめ続けることで、生がより生き生きとした未来へと繋がっていく
という内容が盛り込まれた本
この本の価値を世に広め、映画「おくりびと」を大ブレークさせた立役者が
帯津良一氏であったとは、
失礼ながら今日まで存じ上げませんでした。
もとい、気功、中医学、代替療法の権威でありながら、
謙虚に人の死を見つめ続けてきた帯津良一先生の著作には、
誠実なお人柄が滲み出ていて、読後に爽やかな風がからだを突き抜けます。
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