ABA療法に関連する書籍


子どもの発達に関わる仕事をすることもあるスワミちゃんです。

 

行動分析学についての本を数冊、読みました。

私が、こちらでご紹介しているのは、あくまでも道草的な情報なので、

きちんとABA療法について、知りたいという方には、

ABAスクールTogether さんのサイトを紹介しておきます。

私もこちらでセラピスト資格を取りましたが、

無料で学べる動画もたくさんあり、

講演会動画なども、シェアしていただけるようなので、おすすめです。

 

さて、道草の話にもどります。

応用行動分析療法に関わる、印象深かった2冊を、

こちらで、備忘記録として、シェアしますね。

1冊は、アメリカフロリダ州で心理士として臨床に携わっているケイト・コーエン・ポージーという女性が著した「いじめられっ子の流儀」という本です。

いじめられっ子の流儀 知恵を使ったいじめっ子への対処法 / 原タイトル:How to Handle Bullies Teasers and Other Meanies[本/雑誌] / ケイト・コーエン・ポージー/著 奥田健次/監訳 冬崎友理/訳

いじめられっ子がいじめっ子を知恵を絞ってひねり倒す、

または、助けることができるというアイデアなのですが、

身体的な暴力ではない、人の心を傷つける悪口やからかいへに対しての
適応になります。

実は、不愉快で卑劣な言葉でからかう子やいじめっ子こそ、助けが必要で、
それを、いじめられっ子が知恵を絞って助けてあげるという逆転の発想。

親子関係の対話の中で、虐待を受けて育った子どもが、親をも助けるという考え。

もろもろに共感しました。

彼女は言います。

「いじめっ子のくだらない考えに侮辱で報いたいという誘惑は無視しましょう。」
意地悪をぶつけ返す習慣をつけさせるだけだから。

向けられた侮辱を褒め言葉のように受け止め、質問を投げかけ、賛同し、さらに相手の考えの中から金塊さがしをする。

ふむふむ。

いくつかの心理療法が用いられているようです。

ACT(アクセプタンス&コミットメント セラピー)
マインドフルネス
ブリーフセラピー

ゲシュタルト療法

催眠療法も取り入れて、ある人の精神状態を別の状態へともっていく穏やかな技術として書かれています。

私は、アサーション・トレーニングや

再評価カウンセリングの実践は積んでいるので、

積極的な傾聴とか、アイ・ステートメントや
相手をアサーティブに理解する手法
といった技術を使っているのだと

なんとなく、理解できます。

もう一冊は、「うまくいく人の頭のいい話し方」マニュエル J スミス   徳間書店 1980

【中古】 「うまくいく人」の頭のいい話し方/スミス,マニュエル・J.【著】;あさりみちこ【訳】

あなた自身が罪悪感から開放された態度で他人と接することで、

相手の悲嘆や愚痴の中からひとかけらの真実を見出す力を得る。

ここで、ほめ言葉=意地悪に対処する技法の心臓部分 です。

「自分が言ってほしいように、相手に語りかけるアプローチ」

考え方としては、人を怒らせるよりも、
自分が気分を害する方が罪が重い
という思考が背景にあります。
相手の横暴な言動パターンには目をつぶり、
その内側に隠れている人間性に焦点を集中し、

褒めるというテクニックを使います。

ABA療法という応用行動分析学への興味からここにたどり着きました。

再評価カウンセリング(Re-evaluation Counseling)という米国 シアトルに本部がある任意団体によるカウンセリング手法を私は気に入っているのですが、

日本ではやっている人が少なくて、普段あまり意識することは少ないのです。

余談ですが、本の中での言及を見て、その再評価カウンセリングがアメリカでは市民権を得ているのだと改めて感心した次第です。

まあ、基本は、愛 なのですけれどね。

ABA療法も、その真髄にあるのは、究極は愛であってほしい・・・・
世のセラピストの皆さん、頑張りましょう♥♥♥

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