シュタイナーのバイオグラフィー・ワーク


大人のシュタイナー教育ということで、かつてバイオグラフィー・ワークの講座に参加したことがあります。

子どもが小さかった頃に、自分がやりたくてまとめ役を引き受けました。

教えていただいたのは、オイリュトミーの先生でもあり、

グードルン・ブルクハルトの『バイオグラフィー・ワーク入門』

の翻訳者でもある、樋原裕子さん(当時、執筆中だった本、今では絶版!?)

 

今でも、月1回のペースですが、

オイリュトミーを教えていただいている先生です。

 

バイオグラフィー・ワークとは、シュタイナー思想に基づく

自分自身の伝記をたどることで

自分が出会う人生における困難や生老病死に立ち向かうための

気づきを得るセラピー療法・・・のようなもの。

 

天体にリズムがあるように、個々の人生全体にもリズムがあります。

そのリズムを理解することは、成人した大人にとって、

人智学に通じ、シュタイナーの理論を実践する上での

魂の学びに役立つというのが個人的な理解です。

 

体験から学ぶことは楽しいからと言う部分と、

きっと私は、いつまでも開眼できないでいるという思いから

シュタイナー教育との接点を持ち続けているような気がします。

 

そして、バイオグラフィー・ワークは、霊性修行にも通じている=

取りも直さず、それは、霊性に利かせるホメオパシーにも役立つから。

実は、当時描いた絵も、粘土で仕上げた作品も体験も忘却の彼方ではありますが

久しぶりにここで、その意味の振り返りをしてみようと思います。

ご存知、ルドルフ・シュタイナーは人生を7年ごとの周期に分けました。

そして、大きな節目として、太陽・月・地球の位置が生まれた時と同じになる

ムーンノード(18年7ヶ月周期)があると考えました。

【ムーンノード】

第1周期  0〜18歳7ヶ月まで   「人生の意味を考える」
第2周期  〜37歳2ヶ月まで   「人生の意味を感じる」
第3周期  〜55歳9ヶ月まで   「人生の大きな目的を知る」
第4周期  〜74歳4ヶ月まで   「未来の運命を創る」

【シュタイナーの7年周期】

7年周期は、さらにその3倍の21年で大きく区切られ、節目にはそれぞれ危機が訪れるとされます。

 

有名なのは、子どもの自我の目覚める9歳の危機です。

※ 9歳の危機

大きな変化が生まれる(2回目の自我体験の)時期で、これ以降まわりを客観的に見られるようになると同時に、より自分の内面へと向かうように。

 

0~21歳「人間になりゆく」身体が成長し受け取る時期・準備期間

0 ~ 7歳 「善」を受け取る
8 ~14歳 「美」を受け取る
15~21歳 「真」を受け取る

 

※ 21歳の危機
「自我を見出すための困難」を体験

22~42歳「人間である」魂の成長・受け取り与える時期・広がり、生活と闘争の時期

22~28歳  関係性の時代
29~35歳  組織化の時代
36~42歳  問いの時代(今までの人生に対する)

 

※ 42歳の危機
「存在の危機」「境域を超える」

 

43歳 以降「人間として成熟する」霊的な成長・与える時期・身体の解体により意識が発展・人類としての目的を持つ

 

43~49歳  葛藤の時代
50~56歳  創造の時代
57~63歳  本質に従って生きる時代

 

また、人生の周期には、ミラーリングという面白い現象が現れるとされます。

 

【ミラーリング】
紙にU字型の曲線を描いて縦2つに折り返します。
ここに、0〜63歳までの出来事を書くと、31歳6ヶ月を頂点に、左右にミラー関係が観られるといいます。つまり、0歳で経験したのを同じような経験を63歳でも経験することになり、30歳と33歳での経験が似通っているということ。

 

 

 

今更どうジタバタもがこうと、本質に従って生きる時代に入ったなあと、しみじみ思うSuwamiちゃんです。

補完療法

ここまで、お付きたいいただき、ありがとうございます。どこかで誰かのお役に立てることを祈っております。


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