ホメオパシーって、どうして薄めるほど効果があるの?
ホメオパシーは、一般的な物質世界では、なかなか理解しがたい概念です。
初心者がまず引っかかるのが、
物質の持つ最大の効力を引き出す
ポテンタイゼーション(効力の活性化)って
一体何のこと?
次に、創始者ハーネマンの偶然の発見である
希釈と振盪 の概念でしょう。
実は、ここにホメオパシーの真髄を理解する鍵があります。
水銀やヒ素のような物質を希釈(デリュージョン) すると、毒性はなくなる。
同時に薬効も弱くなりそうなものですが・・・
その際、強い力=浸透(デイナマイゼーション)を加えます。
すなわち
硬い物質に現物質を薄めた溶液を何度も叩きつけるとか、
固形物の場合は、ショ糖などの希釈物質をすり鉢で何度も撹拌する作業
しかも何度もこれを繰り返します。
レメディの効力を表す強さの指標をポテンシーと言いますが、
よく見かける1Cは、100倍希釈という意味です。
ハーネマンは、
レメディは薄めれば薄めるほど、現物質の毒性は弱まるが、 その物質のエッセンスというような潜在力(病を癒す力)が顕在化する。
という仮説を立て、それを弟子たちと、プルービングという実証研究により
証明しました。
こうして精製されたレメディは、確率や統計から約9Cというという希釈度で
原料となった物質の分子がまったく存在しないことになります。
9Cを数字で表すと:
1000000000000000000分の1(ゼロが18個)
の濃度ということになります。
唯物論者がホメオパシーを否定するのもまさにこの点であり、
一般概念では、理解しにくい部分でしょう
物質として存在しえない領域で、
つまり、そこには、物質を超えた何かが存在し、
純粋なエネルギー領域に踏み込んだ部分で
似たものが似たものを癒やすという作用が働いている。
その根拠は、
水という媒体がエネルギー情報を記憶する媒体であるからとか、
3次元を超越した場、多次元世界、
量子力学領域の作用とか
素粒子のすべてが一体化したフリーエネルギーの世界を想定することだったりします。
そして、何よりも、創設者ハーネマン(1755-1843)の後、2世紀に渡り
実際に西洋諸国、インド、アフリカ、オセアニア、世界各地で、
良識ある知識人の間で、愛好され利用され続けているという現実があります。