ホメオパシーの現状 ~ クラシカル・ホメオパシーって?
大元が、素晴らしい本質を表すものであっても、
そこから派生したものが、別物へと展開してしまう・・・
とは、どこの世界でもあることです。
創始者ハーネマンが、オルガノンで特に強調したのは、「最小投与の原則、レメディは1度に2種類以上とってはならない」(オルガノン273~274段落)でした。
ホメオパシーの薬事書であるマテリア・メディカは、ハーネマンが身をもって示した厳格な人体実験に基づくプルービングにより成り立っています。
レメディの薬効を確認する作業、それを土台にして彼が唱えたホメオパシー処方箋は、
「症状の全体像」に「最類似のたったひとつのレメディを使用する」ことでした。
オルガノン§274の冒頭は、
~真の療法家は、何も混ぜない単一のレメディを投与することだけが唯一望めることであるとわかっている。この人為的な乱れを生み出すレメディは、ホメオパシーの力をかりて、完全に自然の乱れを消し去り、生命の根源からその乱れを取り去り、持続的に回復させることできるものである。・・・
ところで、クラシカル・ホメオパシーって???
ホメオパシーは創始者サミュエル=ハーネマン(1755-1843)が確立した当初から
「ホメオパシー」であり、あえて「クラシカル」として区別する必要は本来ありません。
私どもでご提供するのは、ハーネマンが創設したホメオパシー理論を忠実に
実績とエビデンスに基づくホメオパシーです。
それをクラシカル・ホメオパシーと呼ぶのであれば、
その方が、クライアントにとって安全と思われるからです。
ハーネマンが『オルガノン』で著している内容・精神は、
患者の全人格を尊重することに尽きます。
ゆるぎない患者本位の姿勢に貫かれています。
また、世界の一流と言われる著名なホメオパス達が、例外なく、
今もなおハーネマンの提唱したホメオパシー(クラシカル)に忠実であり続けているからです。
しかし、現状、「クラシカル」と「プラクティカル」というホメオパシーの「流派」が2つあるように言われています。
この2つに相違点があるとするなら、レメディを「必要最小限、単一処方」を基本とするか、「多種、多量のレメディを同時に用いる」のをよしとするか。
ホメオパシーが扱うのは、物質が存在するレベルを超越したスーパーミクロのレベルでのエネルギー
このパワーのダイナミックさを、体験すれば誰にでもわかります。
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